
母の誕生日に贈るオリジナルソング、何を伝えるといいか
著者 佐藤 健太 — Songive制作チームのソングライター
更新日 読了 約 8 分贈る相手別
お母さんへの誕生日プレゼントは、マグカップとキャンドルで埋まっています。母の誕生日に贈るオリジナルソングが届くのは、感謝の言葉が多いからではありません。二人だけが知っている小さな事実を、いくつ渡せるかで決まります。
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母の誕生日に贈るオリジナルソングは、その人だけの誕生日の一曲です。サビに名前が入り、電話の出方や口癖や大切にしている場所が、一節ずつ歌詞になります。私たちが依頼を受けて最初に探すのは、感謝の言葉ではありません。お母さんが今朝もしていた、小さな習慣です。
オリジナルソングとは: その人のことを短く書いて渡すと、それをもとに歌詞と曲が作られる贈り物です。既存の曲を使うのではなく、名前と細部がそのまま一曲になります。
お母さんへの贈り物は、なぜ埋もれるのか
お母さんは、あなたの全部を見てきた人です。だからこそ、贈るものが難しくなります。
マグカップは戸棚にあります。花は毎年もらっています。「いつもありがとう」というカードは、去年のものと言葉がほとんど同じです。悪いわけではありません。ただ、どれもお母さん一人に向けたものだと感じにくいのです。
私たちのところに届くブリーフで、最初にありがちなのがこれです。「優しくて、いつも家族のために頑張ってくれた母へ」。気持ちはわかります。でも、この一文だけでは、どの家のお母さんにも当てはまってしまいます。歌にしても、誰かの誕生日にそのまま使えてしまう。それでは届きません。
効くのは逆です。あなたのお母さんにしか当てはまらない、小さな事実です。
正直なところ、書いてほしいのは三つだけ
長い手紙はいりません。私たちが歌にしやすいのは、次の三つのような小さな事実です。
1. 習慣を一つ
お母さんが毎日していること。電話の出方かもしれません。「はい、○○です」と、家の電話みたいにフルネームで出る。あるいは、テレビを見ながら必ず途中で寝てしまう。買い物のレシートを几帳面に取っておく。こういう習慣は、その人そのものです。歌詞の一節になると、聴いた瞬間に「これ私のことだ」と伝わります。
2. 口癖を一つ
お母さんがいつも言う言葉。「ちゃんと食べてる?」でも、「もったいない」でも、「気をつけて帰りなさい」でもいい。何十年も聞いてきた言葉ほど、歌の中で強く響きます。ブリーフには、言い方をそのまま書いてください。丁寧に整えないほうがいいです。整えると、お母さんの声が消えます。
3. 大切な場所を一つ
お母さんにとって意味のある場所。生まれ育った町かもしれません。毎年家族で行った海。あるいは、あなたを育てた古い台所。場所には記憶がついてきます。歌の中に置くと、そこで過ごした時間ごと持ち帰ってくるような一節になります。
この三つがあれば、私たちは書けます。下の誕生日の一曲の例も、送られてきたのは長い文章ではなく、短い数行でした。それで十分でした。
実際の流れ
贈る側がすることは、驚くほど少ないです。
一つ目に、お母さんのことを短く書きます。 上の三つを箇条書きにするだけで構いません。歌のブリーフを書くページに、名前と、習慣・口癖・場所を書き込みます。文章のうまさは関係ありません。「電話にフルネームで出る」「口癖は『ちゃんと食べてる?』」「実家の台所」——これで十分伝わります。
二つ目に、歌詞が届きます。 あなたが書いた事実が、一節ずつ歌の言葉になって戻ってきます。読んでみて、違う箇所があれば直せます。「ここはもっと柔らかく」「この場面は入れないで」。お母さんの声に合うまで、遠慮なく言ってください。
三つ目に、完成した歌が届きます。 サビに名前が入り、あなたが渡した三つがちゃんと歌になっています。誕生日の朝に流すか、リンクを送るか。渡し方はあなた次第です。下の例の一曲も、こうしてできています。
他のやり方と比べて
お母さんの誕生日に音楽を贈る方法は、いくつかあります。それぞれ向き不向きがあります。
既存の名曲を選ぶのは手軽です。ただ、お母さんの名前も習慣も入りません。好きな曲のカバーは声が温かいですが、歌詞は元のままです。自分で作曲するのは一番心がこもりますが、時間と技術が要ります。手書きの手紙は確実に伝わりますが、繰り返し聴くものではありません。
| 方法 | 名前が入るか | 習慣や場所を歌える | 準備の手間 | 何度も聴けるか |
|---|---|---|---|---|
| Songive | サビに入る | 一節ずつ入る | 数行書くだけ | 何度でも |
| Songfinch | 入る | 入る | 英語で相談 | 何度でも |
| Suno | 自分で書けば | 自分で書けば | 歌詞は自作 | 何度でも |
| 名曲を選ぶ | 入らない | 入らない | 選ぶだけ | 何度でも |
| 手書きの手紙 | ― | 書ける | 書く時間 | 一度きり |
Songiveは、数行のブリーフから、名前入りの一曲が届きます。日本語のほか、複数の言語に対応しています。
ブリーフに書くこと、四つ
迷ったら、この順で書いてください。
お母さんの呼び名。 「お母さん」でも「かあちゃん」でも、あなたが普段呼んでいる呼び方を書いてください。歌の中では、その呼び名がそのまま使われます。よそ行きの言葉より、いつもの呼び方のほうが届きます。
毎日の習慣を一つ。 例えば「朝、必ずラジオ体操をしてから庭に出る」。動作が具体的なほど、歌にしたときに絵が浮かびます。抽象的な性格より、体が覚えている習慣を選んでください。
口癖を一つ、言い方のまま。 例えば「電話を切るとき、いつも『無理しないでね』と言う」。整えず、聞こえたとおりに書くのが一番です。その一言が、サビの手前に置かれることがよくあります。
意味のある場所を一つ。 例えば「私が生まれた、坂の上の団地」。場所には年月がついてきます。一節に入れると、お母さんの人生の時間が歌に流れ込みます。
この四つがそろえば、あとは私たちの仕事です。母の誕生日に贈るオリジナルソングは、こうして小さな事実から立ち上がります。
よくあるご質問
母の誕生日に贈るオリジナルソングには、何を書けばいいですか。▾
大きな感謝の言葉ではなく、小さな事実を三つ書いてください。電話の出方などの習慣、いつも言う口癖、お母さんにとって意味のある場所。この三つが、それぞれ歌詞の一節になります。長い手紙より、具体的な数行のほうがずっと届きます。
文章を書くのが苦手でも大丈夫ですか。▾
大丈夫です。文章のうまさは関係ありません。箇条書きで、事実だけ渡してくれれば十分です。「口癖は『ちゃんと食べてる?』」のように、聞こえたとおりに書いてください。整えないほうが、お母さんの声が残ります。
できあがった歌詞は直せますか。▾
直せます。歌詞が先に届くので、読んで違うところがあれば伝えてください。「ここは柔らかく」「この場面は入れないで」といった要望に対応します。お母さんの雰囲気に合うまで調整できます。
サビに本当に名前が入りますか。▾
入ります。お母さんの呼び名や名前が、サビにそのまま置かれます。「お母さん」でも「かあちゃん」でも、普段呼んでいる呼び方をそのまま使えます。よそ行きの言葉より、いつもの呼び方のほうが届きます。
どのくらいで届きますか。▾
数行のブリーフを書いてから、歌詞、そして完成した歌へと進みます。手書きの手紙のように書く時間はかかりません。誕生日の朝に流すか、リンクで送るか、渡し方は自由に選べます。