An adult in their thirties and their mother-in-law in her sixties, at ease with each other in genkan entryway with shoes lined up

義母 誕生日プレゼント ネタ切れなら、贈る言葉を変えてみる

執筆 田中 由紀 — Songive制作チームのソングライター

更新日 約8分で読めます贈る相手別

健康グッズと美容とお菓子を五年続ければ、嫁も婿もネタが尽きます。モノを増やすのではなく、言葉を贈る。義母の名前と、玄関でいつも言うあの一言が入った歌は、距離を保ったまま心に残ります。

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誕生日のために実際に作った一曲です。聴いてみてください。
曲をつくる

義母 誕生日プレゼント ネタ切れのとき、嫁や婿に残っている一手は、モノを増やすことではなく言葉を贈ることです。健康グッズも美容品もお菓子も、五回目になると新鮮さが消えます。義母の名前と、得意料理や口癖が入った一曲なら、距離を保ったまま心に残ります。届くのは二分ほどの音源です。

義母への歌とは: お義母さんのことを短く書いて渡すと、それをもとに歌詞ができ、歌になって手元に届く贈り物です。消耗品の隣に置けて、保存がきいて、丁寧な言葉づかいのまま距離感を崩しません。

わたしたちのところには、義理の親への歌のブリーフがよく届きます。そこで何度も見えてきたのは、弱いブリーフと強いブリーフのちがいが、できあがる歌をまるごと変えてしまうことです。今日は、その二つを並べてみます。

弱いブリーフは、なぜ心に残らないのか

弱いブリーフは、ほめ言葉だけでできています。

義母の六十五歳の誕生日に歌を贈りたい。いつも優しくしてくれて感謝しています。元気で長生きしてほしい。

これ、悪い気持ちではありません。でも、ここから作れる歌は、どこの義母にも当てはまってしまいます。「いつも優しい」も「元気で長生き」も、名前を差し替えれば別の人の歌になります。義母だけの一曲には、なりません。

ほめ言葉は、その人の輪郭を描きません。輪郭は、具体から出てきます。何を作るのが得意か。玄関で見送るとき、決まって何と言うか。そこに歌の芯があります。

強いブリーフは、どこがちがうのか

強いブリーフは、義母だけの場面を一つか二つ、名前つきで渡します。

義母の名前は節子です。呼び方は「お義母さん」で。帰るたびに玄関で「気をつけてね、無理しないで」と必ず言います。筑前煮が得意で、正月には大皿で出してくれます。孫が「おばあちゃんの煮物が一番」と言ったのを本人は覚えていて、うれしそうにしていました。丁寧でやわらかい言葉づかいで。

このちがい、わかりますか。筑前煮、玄関の一言、孫のひとこと。どれも節子さんにしかない場面です。歌にすると、本人が「これはわたしのことだ」とすぐにわかります。

下の例の歌も、短い言葉から始まりました。送ってくれたのは数行です。でも、その人だけの場面が入っていたから、ありきたりな誕生日ソングにはなりませんでした。名前が入った誕生日のオリジナルソングの芯は、いつもこの具体にあります。

ブリーフが決めておくべき三つのこと

義母への歌では、書き始める前に決めておいてほしいことがあります。

呼び方は「お義母さん」か、名前か

呼び方は、歌の距離感をそのまま決めます。「お義母さん」が一番無難で、ほとんどの家庭に合います。普段から「お母さん」と呼んでいるなら、それで。ごくまれに下の名前で呼び合う間柄もあります。どれが正解ということはなく、普段の呼び方をそのまま書いてください。歌詞はその呼び方を守ります。

言葉づかいは、普段の距離のまま

義母への歌は、くだけすぎないほうが心に残ります。タメ口の替え歌は、義理の関係では浮きます。丁寧でやわらかい言葉づかいを選べば、照れずに渡せて、本人も受け取りやすくなります。名入れの歌をいろいろな関係で試すとき、義母だけは一段だけ丁寧に、と覚えておいてください。

息子と共作にするかどうか

一番強い義母への歌は、嫁や婿だけでは書けません。子ども時代のことは、息子が知っています。最近の食卓のことは、嫁や婿が知っています。両方を一つのブリーフに入れると、昔と今がつながった歌になります。孫の言葉は、その橋渡しになります。「おばあちゃんの煮物が一番」の一言が、二つの時間を結びます。

義母への歌は、どの贈り物の隣に置くか

義母への歌は、定番の安全なプレゼントの隣に置くと、ちょうどよく収まります。健康グッズ、美容品、消耗品のお菓子。これらは手堅いけれど、五年続くと言葉が足りなくなります。歌は、その足りない言葉のほうを埋めます。モノと言葉、両方そろって贈り物が完成します。下の表で、よくある選択肢を並べてみます。

贈り方 義母だけのものか 丁寧さを保てるか 届くまで 残るか
Songiveの歌 名前・得意料理・口癖が入る 丁寧な言葉づかいを選べる 二分ほどの音源が翌日ごろ 保存がきく
Songfinch 名前は入る 日本語の細かな敬意は不得手 数日〜 保存がきく
Suno 自分で詞を書く前提 言葉づかいは全部自分次第 早い 自分で管理
健康・美容グッズ 既製品 無難 当日 使って消える
手書きの手紙 自分の言葉 完全に自由 その場 残るが読み返しは少なめ

既製のグッズは外しませんが、来年も同じ悩みが戻ってきます。歌は一度作れば、その年だけでなく、後から何度でも聴けます。ブリーフを書いて歌を注文する流れは、思っているより短く済みます。

「義母の欄」に書くといい四つのこと

義母について書くとき、次の四つを一つずつ埋めると、歌の芯ができます。

  1. 得意料理を一つ。 「正月の筑前煮」「法事のちらし寿司」のように、場面ごと書いてください。料理名だけより、いつ誰のために作るかが入ると、食卓の景色が歌に乗ります。

  2. 玄関や電話で必ず言う一言。 「気をつけてね」「無理しないで」など、口癖は本人も気づいていないことが多く、歌にすると驚かれます。これが義母だけの輪郭になります。

  3. 孫との小さな場面を一つ。 「孫を膝に乗せて昔話をする」「運動会を毎年見に来る」。スポーツの日の連休に運動会がある家なら、その情景も使えます。孫の言葉は、昔と今の橋渡しになります。

  4. 息子が知る昔の一コマ。 子ども時代のお弁当、送り迎え、叱られた記憶。嫁や婿が書けない部分を息子が足すと、歌に奥行きが出ます。これが共作の意味です。

四つ埋まれば、もう「いつも優しい」とは書かなくて済みます。節子さんだけの歌が、そこから立ち上がります。

よくあるご質問

義母への歌で、呼び方は「お義母さん」と名前のどちらがいいですか。▾

普段使っている呼び方をそのまま書いてください。多くの家庭では「お義母さん」が一番無難で距離感も合います。普段「お母さん」と呼んでいるならそれで、ごくまれに名前で呼び合う間柄ならその名前で、歌詞はその呼び方を守ります。

弱いブリーフと強いブリーフは、何がちがいますか。▾

弱いブリーフは「いつも優しい」のようなほめ言葉だけで、どの義母にも当てはまってしまいます。強いブリーフは得意料理や玄関での口癖など、その人だけの場面を名前つきで渡します。この具体が、義母だけの一曲を作ります。

息子と一緒にブリーフを書いたほうがいいですか。▾

はい、共作が一番強い歌になります。子ども時代のことは息子が、最近の食卓のことは嫁や婿が知っています。両方を一つのブリーフに入れると昔と今がつながり、孫の言葉がその橋渡しになります。

健康グッズや美容品の代わりになりますか。▾

代わりというより、隣に置くものです。定番のグッズは手堅いですが、五年続くと言葉が足りなくなります。歌はその足りない言葉を埋めるので、モノと一緒に贈ると贈り物が完成します。

歌はどれくらいで届きますか。▾

短いブリーフを渡すと、まず歌詞ができ、そのあと二分ほどの音源が手元に届きます。誕生日に間に合わせたいときは、数日前に書いておくと安心です。丁寧な言葉づかいも選べます。